言えなくて…

楽しい日々はすぐ終わる   消えないでお願いだから

切なくなるほど覚えているよ   君たちの笑顔と汗

ピントしぼりこむように   しかっり眼に焼きつけてた

あのとき  あの時間をちゃんと歩き生きてきたはず  なのに薄れていく

遠くぼやけて   今にも失くなりそうで・・・・・・・。

そう  あの風さえ  陽の暖かさも  季節の匂いだって覚えているよ

でも僕の視線は    いつも空から見下ろしていて

共にステキ時間を過ごしたはずなのに

思い出せば僕は  頭上(うえ)からそれを見つめている・・・・・なぜ?



  手をのばせばすぐ届くよ  きっと  あの輪の中に入っていける

  ふり返れば戻れるよ    もう一度楽しかったあの「時間」に

  僕は何も変わっちゃいない   ただ季節(とき)が流れただけ

  「時間」を生きたい    また一緒に

  輝きたい  燃え尽きたい   あの日のままに・・・・・・・。



生命(いのち)をかけた友情を   若かったねと笑うのかい?

夢を追いかけた日を   子供だったんだと言い捨てるのかい?





  手をのばしても もう届かない  あの頃の輪は はるか向こう

  振り向けば遠く離れて   叫んでも  すべてがもう遅すぎる

  ただ時代(じかん)が流れただけなのに・・・・・・・。

  「時間」を生きたい    おいていかないで

  輝きたい  燃え尽きたい   あの日のままに・・・・・・・。







  輝きたい  新しい「時間」を  ありのままに生きたい  君と


  ありのままに生きよう   一緒に



               その一言が・・・・・・・。






1994・4月





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